深谷 2018年6月26日
施設に入居されている利用者様は、お彼岸や故人の命日であっても、なかなかお墓参りに行く事はできません。そこでこの度、初の試みとして、ご先祖様や亡くなられた大切な方々の御霊に感謝・供養する場をと考え、宗派を問わない「合同法要」を執り行いました。
御導師をお勤めいただいたのは、長野県坂城町の心光寺 第23世ご住職 榮譽 塚本上人様です。
当日は60名の利用者様にご参加いただき、厳かな中にも和やかなひとときをお過ごしいただきました。
<運営法人の代表より開式の挨拶>
手前中央には回向柱が置かれ、須弥檀の御本尊阿弥陀仏の手から五光の光(天井につながれた5色のリボン)を放ち、回向柱へと繋がっています。この回向柱に触れることにより、極楽の世界にいる大切な人たちへ、その想いを阿弥陀仏に伝え届けることができるそうです。
<御導師様による読経>
御導師様の案内にあわせて皆様で「般若心経」を唱えました。
須弥檀下段には皆様よりお預かりした位牌やお写真など、故人の思い出の品を飾りました。
また、法要会の看板、屏風、お花等は市内の福島葬儀社様より御協力をいただきました。
<焼香>
読経中、職員が焼香用香炉を回し、お1人1回ずつ焼香をしていただきました。
また、御住職に人数分用意していただいた木魚も、お経に合わせて皆さん上手に叩いていました。
最後の御導師の法話では、若々しく軽やかな語り口調の御住職に皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。初めての試みではありましたが、盛大なイベントとなりました。
また、こういった仏事に対して知識が浅かった職員にとっても、準備や設営など色々と勉強になりました。御指導いただきましたご住職 榮譽 塚本上人様、福島葬儀社様、本当にありがとうございました。