5月の社内研修(5月22日)

富岡 2018年6月20日

社内研修記入者:メディカル Eさん

5月22日 19:00~20:00
褥瘡対策委員会が中心となり、褥瘡について研修を行いました。
褥瘡が出来る原因、進行の仕方、治療方法(褥瘡の処置時に使う軟膏等)を学びました。

  1. 利用者様が使用している、ベッドのマットレスの種類(耐圧分散マットレス、エアーマットレス、その他)を一覧にし、どの利用者様がどのマットレスを使用しているのかが分かりました。
  2. 褥瘡が出来ている利用者様(N様)の、褥瘡が出来てから現在までの対応方法を復習しました。
    それにより、特別な対応をしていなかった時は、1か月経っても変化が無かったのに対し、車いす上にいる時間を減らし、ベッドでの臥床中の体位変換を行い、栄養面からもエンシュアリキッド→エンシュアリキッドHiに変更することで、摂取カロリーも増える事で、1か月後には、褥瘡の穴がふさがり、創部が治癒していくのが目に見えて分かりました。(対策実施開始から、処置時に創部の写真撮影を行っている。)
  3. 褥瘡ではないが、オムツ内失禁でのオムツ内の湿潤環境の悪化による、オムツかぶれ、表皮剥離の利用者様(S様)についても、復習しました。皮膚が弱い方であり、オムツ内の湿潤環境の悪化により、臀部が赤くなってしまっていました。おむつ交換、陰部洗浄、軟膏塗布の回数を増やすことで、オムツ内の湿潤環境の改善を図りました。N様の様に写真撮影は行っていなかったが、改善していくのが、よくわかりました。現在は、治癒しております。

感想
 実際にあった2名の利用者様の事例を元に、研修が行われたので、想像しやすかった。また、自分も見ていたので、参加していて話が頭に入って来やすかったです。
 利用者様に、褥瘡やオムツかぶれ等の痛みを味合わせないよう、日々の業務において皮膚状態の観察等が重要であることを改めて感じました。それでも、出来てしまった物は、施設全体で協力しあい、介助、処置等行うことで改善することが、証明できました。まだ、N様に関しては、治癒した訳ではないので、気を抜かずに日々の業務に取り組み、1日でも早く治癒できるよう介助していきたいと思います。

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